1月28日(月)午後7時~、明日を考える会館において
第22回、2013年最初のまちづくり体験型講座が開催されました。
今回のテーマは『新しいまちづくり完結編①』です。
30名以上の方が参加されました。
はじめに、今までのまちづくり体験型講座の振り返りと
集団移転事業の進捗状況の報告がありました。
北海道大学の森先生、アトリエブンクの和田氏を
中心に年明け早々から沢山の方々にご尽力いただき、
市や自治体との連携をとりながら進行中であると伝えられました。
移転先の宅地に関する事はもちろんのこと、
旧小泉地区の土地利用についてなど、
住んでから先のことまでビジョンが描かれています。
それから気仙沼市の集団移転地域の中でも、
小泉地区はスムーズに進行中との話もありました。
次に新しい小泉地区の建築協定について検討しました。
ポイントになるところを和田氏に説明していただき、
以前見学に行った諏訪野の街並と比較しながら
考えていきました。
特に電線のあり方について、
できるだけ景観を損なわないにするための案を
森先生と和田氏に提案していただきました。
新しい街並を想像しながらのみなさんの発言に、
新しいまちを誰に対しても「誇れるまちにしたい」という
皆さんの思いの強さが伝わってきました。
最後に集団移転で各々が住む宅地の場所をどこにするのか、
以前のまちづくり体験型講座で話し合った内容を踏まえて
今後の流れについての確認です。
2月から建築協定と配置計画案を移転希望者に配布し、
まず全体の中から大まかにエリアを分け、
住みたいエリアの希望を募ります。
3月から4月にかけてそれぞれの区画ごとに
希望者全員で話し合いをし、5月の連休前には
移転希望者全員が新しく住む宅地を決める、といった流れです。
移転希望者全員で話し合い、
疑問点や改善点を出し合いながらこれから進んでいきます。
震災からもうすぐ2年。
会の設立から続けてきた「まちづくり体験型講座」の
積み重ねを経て、いよいよ工事、着工へと進んでいきます。
今回の講座は森先生と和田氏からの説明が主体でしたが、
みなさんの意見や質問もとても活発に発言されていました。
これまで積み上げられてきたものがあるからこその
言動に「小泉地区 明日を考える会」の確かなエネルギーを
感じずにはいられない講座でした。
次回のまちづくり体験型講座の日程は未定です。
決まり次第、こちらでお知らせいたします。
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